はじめに
今や"シーサー"と聞けば、多くの人が沖縄を代表するイメージキャラクターのように思い浮かべるのではないでしょうか?
もはや全国区の知名度と言っても良いでしょう。しかし、シーサーという名前と大体の特徴はわかるという人はいても
シーサーの語源や、どこから伝わってきたのか?また何故屋根の上や門柱に飾られているのか
知らない人は多いのではないでしょうか?
実はシーサーにはまだハッキリとわかっていないことが多いんです。
ここではシーサーの語源、伝播経路などについては色んな説がありますが、
現在有力だと言われていることをいくつか紹介します。
シーサーの伝播経路
シーサーは厳密に言うと沖縄が発祥の地ではありません。その起源は古代オリエント時代に遡ります。当時ユーラシア大陸の大部分を領地としていたローマ帝国と秦漢帝国・大唐帝国(いずれも現在の中国)の東西貿易の要路として有名な
「シルクロード(別名:絹の道)」を経由している為、エジプトのスフィンクスや
古代オリエント・インドに生息していたライオンが原型となり、
シルクロードを渡って中国から沖縄(琉球)に伝わったというのが通説のようです。
また首里城をはじめとする沖縄県の建築物は中国様式を取り入れ、
それ以前からあった沖縄の文化とチャンプルー(混ぜること)することにより沖縄独特のものとして今日に至っています。
勿論シーサーも言うまでもなく、
また中国から北朝鮮を経由して日本に入り、神社でよく見る、これまたシーサーとソックリの「狛犬」が沖縄に伝わったとも
そして中国には「唐獅子(からじし)」と呼ばれる「シーサー」とソックリな獅子像があり、
この唐獅子が沖縄に伝わり、翻案されたものではないかと言われています。
シーサーの語源
さて、シーサーが"どこから""どのように"伝わったのかは大体お分かりになりましたでしょうか?
次に気になるのは「シーサー」という名前。
前述のシーサーの伝播経路にも書きましたが、語源はやはり「獅子」が沖縄の方言で「シーサー」となったと言われており、八重山諸島では「シーシー」とも呼ばれているようです。
シーサーの特徴
実はシーサーにもオスとメスがあるのを知っていましたか?
口を閉じたシーサーがオスで、口の開いたシーサーがメスだと言われていますが、口を開いている方が威厳が高く強そうだと言うことで、
口を開いているシーサーがオスだという見方もありますので、オスとメスについては、
こっちが正しい!という決定的なものはないようです。
オスのシーサーはあらゆる災難を家に入れない、
メスのシーサーは家に福を招き入れるとされています。
当初は、魔除け、火除けのため城門や集落の入り口などに置いていましたが、
今日では、招福、魔除けや守り神として、家の屋根や門柱などに飾られています。
また現在沖縄諸島で見られるシーサーは陶器製のもの、漆喰製のものなど、地域や制作者によって、
製造方法や形相が全く異なるのも大きなの特徴と言えるでしょう。

